富山浩樹氏（サツドラHD）

2023 7/04

2023年7月4日 2023年7月4日

1.サツドラHDについて

「サツドラ」は北海道在住の方にとって、なじみの深いお店かもしれません。「サッポロドラッグストアー」の略で、札幌を中心にドラッグストアや調剤薬局を展開しています。『北海道の「いつも」を楽しく』がスローガンで、皆さんのいつもがもっと楽しくなるようなお店づくりを推進していることで注目されています。

サツドラでは、店内のレイアウトに力を入れています。どうすればお客さんが欲しいものをすぐに見つけられるかを考えたディスプレイになっています。また通路を広く設けており、大きなカートでもすいすい進めるようにしたり、女性の目線で陳列棚のレイアウトを決めたりしているなど、お客様第一主義を徹底した企業でもあります。

1-1.サツドラHD　会社概要

社名：サツドラホールディングス株式会社
設立：2016年8月16日
電話番号：011-788-5166
本社所在地：〒060-0908　札幌市東区北8条東4丁目1番20号
代表：代表取締役社長兼CEO　富山浩樹
資本金：1,003百万円

1-2.サツドラHD　公式ホームページ

https://satudora.jp/

2.富山浩樹氏のプロフィール

サツドラHDの代表取締役社長兼CEOを務めているのは、富山浩樹氏です。富山氏は1976年北海道札幌市の出身です。札幌の大学を卒業したのち、日用品卸売会社に就職しています。2007年にはサッポロドラッグストアーに転職して、2013年には株式会社リージョナルマーケティングを設立して、「EZOCA」という北海道のポイントカード事業をスタートさせました。

2015年にはサッポロドラッグストアー代表取締役社長に就任します。翌年には「サツドラ」推進を始め、同年8月にはサツドラホールディングス株式会社を設立し、その代表取締役に就任しました。サツドラHDの経営のほかにも株式会社コンサドーレやAWL株式会社、株式会社出前館などいくつかの企業の社会取締役も務めています。

3.サツドラHDのオリジナルサービスについて解説

2022年時点でサツドラは約200店舗展開しています。これほど手広く営業展開できるのは、サツドラHDではオリジナルのサービスをさまざまと試みているからです。ここではサツドラの主要なサービスについて、ピックアップしてみました。

3-1.EZOCA

富山市が手掛ける北海道のポイントカード事業であるEZOCAは、もちろんサツドラでも利用できます。北海道では広く普及しているサービスで、EZOCAは2022年時点にて、道内200万人の利用するポイントカードに成長しています。

EZOCAは買い物100～200円につき1ポイントたまるポイントカードです。1ポイント＝1円で100ポイントから100円分として買い物に使用できます。また500ポイント貯めると500円分のEZOCA共通お買い物券と交換することも可能です。さらにEZOマネーと呼ばれる電子マネーサービスにも対応しています。カードで簡単に精算できるので、小銭を取り出す手間が省けます。EZOCAは道内500店舗で利用できるので、日々の買い物がお得になります。

3-2.どさんこ・子育て特典制度

サツドラでは、北海道とタイアップで「どさんこ・子育て特典制度」を展開しています。どさんこ・子育て特典制度とは制度に登録している店舗や施設で、「特典カード」を提示すると商品が割引になったり、無料サービスが受けられたりする制度のことです。

平成28年4月から、北海道内在住の妊婦さんや小学生までの子どものいる世帯すべてが対象になっています。また北海道以外でも「子育て支援パスポート制度」に参画している、日本各地の店舗や施設でこのカードを提示すれば、道内と同じ特典が受けられるようになりました。旅行や出張先でも、お得にショッピングできるわけです。

3-3.妊婦さんへの贈り物

こちらも北海道とタイアップで繰り広げている地域社会への取り組みです。北海道内の妊婦さんを対象に、「妊婦さんへの贈り物」と呼ばれるクーポンを配布しています。サツドラで買い物して、会計前にクーポン系を提示すると買い物代金が10％割引になるというサービスです。2016年12月1日から、各市町村の母子健康手帳交付窓口で「ほっかいどう妊娠・子育てハッピーガイド」が配布されています。この中にクーポンが同封されています。