オリックス・ファシリティーズ株式会社の概要
企業の成り立ちと経営ビジョン
オリックス・ファシリティーズ株式会社は、1970年2月に京都市で「株式会社関西メンテナンス」として設立されました。ビルメンテナンス事業を中心に50年以上にわたって事業を展開してきた企業です。
そして2001年9月、オリックスグループの傘下に入り、翌2002年7月に現社名へ変更されました。
オリックス・ファシリティーズ株式会社は経営ビジョンとして「技術と創造力で、高品質で快適な環境にやさしいサービスを提供し、お客さま・社会から信頼される企業であり続けます」を掲げています。安心・安全・快適な環境づくりに向けて、常に技術力の向上を目指す姿勢が特徴です。
また、変化を機会と捉え、時代のニーズや社会の期待に応えることを大切にしています。従業員一人ひとりが誠実かつ前向きに、やりがいと誇りを持って仕事に取り組む企業風土を築いてきました。
ISO認証と業界における信頼性
オリックス・ファシリティーズ株式会社は、複数のISO認証を取得し、業務品質の裏付けとしています。2000年7月にISO9001(品質マネジメントシステム)認証を取得し、高水準の業務品質を維持する体制を構築しました。
2001年10月にはISO14001(環境マネジメントシステム)認証を取得し、さらに2020年11月にはISO45001(労働安全衛生マネジメントシステム)認証も加わりました。
同社が掲げる品質方針では、業界の最高水準の業務品質を目指し、社会の期待・ニーズに応え、常に顧客満足度を高め続ける姿勢を示しています。特定建設業許可や一級建築士事務所登録など、複数の業者登録・資格を保有し、さまざまな分野でサービスを提供する体制を整えています。
オリックス・ファシリティーズ株式会社の基本情報
オリックス・ファシリティーズ株式会社の基本情報は以下の通りです。
| 企業名 | オリックス・ファシリティーズ株式会社 |
| 本社所在地 | 京都府京都市下京区大宮通仏光寺下る五坊大宮町99番地 |
| 設立 | 1970年2月12日 |
| 代表取締役 | 稲葉 康 |
| 資本金 | 200,000千円 |
| 従業員数 | 1,951名(2025年3月31日現在) |
| 公式ホームペ―ジ | https://www.orix-f.co.jp/ |
オリックス・ファシリティーズ株式会社の事業内容
ビルメンテナンス事業
オリックス・ファシリティーズ株式会社のビルメンテナンス事業は、オフィスビルや商業施設、ホテル、病院、学校など、さまざまな用途の施設を対象としていて、設備管理、清掃管理(日常・定期・特別)、保安警備、環境衛生管理といった幅広いサービスを提供しています。
同社は1980年1月に遠方監視システム「カンメン24サービスセンター(現 オーフェス24サービスセンター)」を開発・導入しました。業界に先駆けた取り組みであり、施設管理の効率化に貢献してきた実績があります。数多くの施設管理を通して得たナレッジを生かし、利用者にとって快適な空間を創造する点が特徴です。
現在、オリックス・ファシリティーズ株式会社は北海道から九州まで全国で事業を展開しています。グランフロント大阪や滋賀県立総合病院といった大規模施設のプロジェクト実績も有しています。
工事事業
オリックス・ファシリティーズ株式会社の工事事業は、4つの領域で構成されています。
「未来を創る」として、空調・照明・熱源設備工事、電気設備工事、太陽光発電設備工事など、脱炭素に対応した工事を手掛けています。BCP対策やSDGs達成に向けたサポートにも取り組んでいます。
「オフィスを創る」領域では、建物内装工事やレイアウト変更工事、入退去工事、オフィス移転工事に対応しています。2019年10月にはオリックス・インテリア株式会社の「空間事業」部門を承継し、業務領域を拡大しました。
「価値を創る」領域では、オフィスや宿泊施設、文化・商業施設の省エネを含むトータルプロデュースを行っています。
「産業を創る」領域では、工場やプラント施設に向けた計装工事・電気工事、計測機器の選定・据付、制御システム構築といった技術サービスを提供しています。
オリックス・ファシリティーズ株式会社の工事事業は、計画・設計から施工・保守・改修まで一貫して対応する体制を整えています。
プロパティマネジメント事業
オリックス・ファシリティーズ株式会社のプロパティマネジメント事業は、不動産の運営管理を受託し、収益の最大化を目的としたサービスです。オフィスビル、商業ビル、駐車場、事業用収益物件など、幅広い不動産に対応しています。
同社は5つの基本パッケージを提供しています。リーシング・テナント管理、メンテナンス監理、コンストラクション・マネジメント、アカウント業務、レポーティングの各業務を組み合わせ、不動産オーナーの経営をサポートする仕組みです。
オリックス・ファシリティーズ株式会社はプロパティマネジメントに加え、不動産仲介業務も手掛けています。オフィスビルや商業ビル、物流倉庫、マンション、戸建、更地など、多様な物件の売買・賃貸仲介に対応しています。
オリックス・ファシリティーズ株式会社の強み・特徴
50年超の歴史と戦略的なM&Aによる成長
オリックス・ファシリティーズ株式会社は、1970年の創業以来、50年以上にわたって施設管理事業に携わってきました。1999年9月には大阪証券取引所2部・京都証券取引所に上場し、2001年9月にオリックスグループへ加わりました。
同社の成長を支えてきたのが、戦略的なM&Aです。2002年7月に株式会社ダイドーメンテナンスを合併し、2003年4月にはビル環境サービス株式会社を合併して東京支店(現 東京本社)を開設しました。2015年3月にはオリックス・エンジニアリング株式会社の合併により、技術力を強化しています。
こうした合併を重ねることで、オリックス・ファシリティーズ株式会社は事業領域を着実に拡大してきました。2010年4月にはビル管理事業部門を承継し、プロパティマネジメント機能も強化しました。現在は北海道から福岡まで全国に支店網を構築しています。
3事業の連携による総合的な不動産サービス
オリックス・ファシリティーズ株式会社の強みは、ビルメンテナンス、工事、プロパティマネジメントの3事業が連携している点にあります。公式サイトでは「さらなる資産価値の創造を。」というメッセージを掲げており、不動産の資産価値向上を事業の軸に据えています。
オリックス・ファシリティーズ株式会社は、ビルメンテナンス事業で得た現場のナレッジを工事事業に活かし、プロパティマネジメント業務を通じて不動産オーナーの課題を把握して提案につなげていて、3つの事業が相互に補完し合うことで、顧客への付加価値を高めています。
グランフロント大阪や箱根・強羅 佳ら久といった大型施設でのプロジェクト実績は、施設の管理から工事、不動産運営までを一体的に担う同社のサービス体制の表れといえます。
環境・安全への取り組み
オリックス・ファシリティーズ株式会社は、環境課題への対応にも力を入れています。LED照明などの省エネ照明機器の導入提案や、熱源設備の改修提案を通じて、顧客施設の脱炭素化を支援しています。
2001年10月に取得したISO14001認証のもと、脱炭素化やサステナブルな社会の実現に向けた取り組みを続けていて、環境方針として掲げるこれらの活動は、工事事業における太陽光発電設備工事や省エネ提案とも連動した取り組みです。
また、労働安全衛生の面では、2020年11月にISO45001認証を取得しました。従業員の心身の健康を推進・保護すること、高所・足場作業といった重点危険作業の災害防止を重要課題として位置付けています。
オリックス・ファシリティーズ株式会社は、働く人々の安全を守る体制づくりにも注力しています。
まとめ
オリックス・ファシリティーズ株式会社は、50年を超える歴史の中で、ビルメンテナンス、工事、プロパティマネジメントの3事業を統合した不動産サービス企業へと成長してきました。ISO9001、ISO14001、ISO45001の認証取得により、品質・環境・安全の各面で信頼性を確立しています。
環境課題への対応と労働安全衛生の向上を両立させながら、顧客の不動産価値向上に貢献する企業であることが分かりました。
