1.アークスについて
北海道や北東北のエリアを中心として、お客様に喜んでもらえるように地域密着型のスーパーマーケットを展開しているアークスは、満足していただける食品や日用品を多数取り揃えています。地域の皆様のライフラインとして生活と密接に関わりながら、とても価値がある商品とサービスを提供しています。
アークスは現在スーパーマーケットの会社を10社と、その他の関連する事業会社の1社を擁する食品流通グループ会社として成長してきました。ここまで会社を大きく成長させてきた実績も社長の横山清氏の功績があったからこそです。長年スーパーマーケット業界と関わってきた横山氏だからこそ、地元の北海道から魅力的な物流サービスを展開しています。
1-1.アークス 概要
- 名称:株式会社アークス
- 創立:1961年10月28日
- 本部所在地:北海道札幌市中央区南13条西11丁目2-32
- 電話番号:011-530-1000
- 資本金:212億500万円
1-2.アークス 公式ホームページ
2.横山清氏のプロフィール
1935年に北海道に生まれた横山清氏は、地元の高校を卒業した後に2年間炭鉱夫として働いたことがあります。その後1960年に北海道大学を卒業しています。新卒で札幌に本社がある小売業の会社に就職し、1985年に代表取締役社長まで上り詰めました。
その後も北海道と深い関りを持つようになり、1998年には北海道経済連合会副会長も務めるなど、会社経営だけでなく北海道の経済の発展にも尽力してきました。その功績が認められて2007年には藍綬褒章を受章しています。
北海道だけでなく日本の流通業や小売業の発展にも尽力を惜しまないことで知られています。新日本スーパーマーケット協会の会長やシジシージャパン取締役の副会長なども歴任されました。
3.横山清氏の功績を振り返る
2002年から株式会社アークスの代表取締役社長を務める横山清氏の多くの実績があるからこそ、ライバルと言われてきたコープさっぽろやイオン北海道よりも売上高が上回るまでに成長しています。実際に横山清氏が手掛けた取り組みを見ていきましょう。
3-1.グループ傘下に収め続ける手腕
株式会社アークスは複数のスーパーマーケットを傘下に収める持株会社です。ここまで会社の規模が大きくなった要因として、2000年代に入ってから北海道内のスーパーを立て続けに傘下に収めてきたことがあります。
横山清氏の手腕で特徴的なのは、道内の中小規模のスーパーをグループの傘下に収めてきたことです。いきなり大手のスーパーマーケットと戦わずに、外堀をしっかり固めて盤石の態勢で北海道のスーパーマーケットの会社を子会社化してきました。
2011年には青森県八戸市にある株式会社ユニバースとの経営統合をし、翌年の2012年には岩手県盛岡市にある株式会社ジョイスを完全子会社化したことで、北海道に留まらずに北東北の進出を果たしました。
3-2.情報システムの刷新
2000年代に入ってさまざまな企業を子会社化したり経営統合を繰り返してきた株式会社アークスは、グループのシステムを一本化することに時間がかかっていました。この問題を解決するために横山清氏を中心として、システムを統合するプロジェクトを立ち上げました。
スーパーマーケットのシステムに強い民間企業の協力を得て、新しいシステムを導入することができました。本部の社員だけでなく実際に現場で働く従業員にも理解してもらう必要があります。
このシステムを一本化できたことで本部での全てのお店の売り上げが管理しやすくなりましたし、どの商品が売れているかリアルタイムで確認することができるようになりました。北海道や北東北に参加に収めた異なるスーパーマーケットの情報を一元管理できるようになったのも、横山清氏が陣頭指揮を執って進めてきた功績と言えます。従業員が働きやすくなっただけでなく、今までの以上にお客様が求めている商品やサービスを届けやすくなったメリットもあります。
4.まとめ
2015年度には売上高が5,000億円を突破するほど、北海道や北東北のエリアに住む人たちにとって欠かすことができない名の知れたスーパーマーケットのかじ取り役をしている横山清氏は、複数の会社をグループに招き入れ、お客様目線で食品や日用品やサービスを提供するために必要な経営効率を常に追い求めています。
長い年月をかけて地域に根差したスーパーマーケット事業を展開してきたからこそ、売上高が5,000億円を突破するまでに成長させることができたのも、横山清氏が持ち合わせる先見性と実行力があったからこそです。
この成長に胡坐をかくことなく、少子高齢化の時代にお客様が何を求めているかしっかり考えて、横山清氏が中心となって北海道や北東北のエリアに住むお客様に満足していただけるものを提供できるように、精進することを忘れないで会社経営に邁進していくでしょう。