ショッピングやデパートなどから、テレビやネットによる媒体での購入が多くなり、多くの商品が翌日には手元に届くような社会となりました。物流の変革はすさまじく進んでいる中で、北海道における輸送業中心に業務を展開しているのが、札幌通運株式会社です。運輸業だけではなく、さまざまな事業にて業務が行われています。今回は企業名からは想像できない多岐にわたる働き方を選択できる札幌通運株式会社の業務、企業の内容についてご紹介していきます。
1.会社概要:物流をメインにさまざまな事業を展開
「札幌通運株式会社」の会社概要についてご紹介していきます。札幌通運株式会社は株式会社ロジネットジャパンのグループ企業の一社になります。そのため、札幌通運株式会社の情報については株式会社ロジネットジャパンのホームページより引用いたしました。
- 創業:1950年(昭和25年)3月
- 資本金:1億円
- 代表者:代表取締役 社長執行役員 山田 正樹
- 事業内容:貨物自動車運送事業、貨物利用運送事業、港湾運送事業、倉庫業、荷役・荷造・梱包請負業、通関業、旅行業、損害保険代理業、不動産賃貸及び管理業、一般建設業、産業廃棄物収集運搬業、情報処理事業、電気通信事業、広告代理業、警備業、労働者派遣事業、生命保険の募集に関する業務、給水・排水及び衛生設備機器の販売並びに施工、紳士服・婦人服・既製服及び生地の販売、飲料水の製造及び販売、娯楽施設の経営、古物販売業、一般貸切旅客自動車運送事業、医療機器製造業、発電及び売電に関する事業、自動車及び自動車関連用品のリース業、インターネットを利用する通信販売、引越フランチャイズ事業
- 事業所:札幌本社、上川工場、航空貨物支店東京営業所、苫小牧支店、函館支店、
- 旭川支店、十勝支店 等 合計33件
戦後すぐに企業を創業し、70年にも及ぶ長き歴史にて積み重ねられてきた実績があります。
2.経営理念:三つの理念が会社の成長につながる
札幌通運株式会社を含む株式会社ロジネットジャパンのグループ全体の経営理念として、以下の三つを掲げています。
- 成長~時代を見据えた改革を実行し、いつまでも力強く成長し続けます。
- 信頼・貢献~総合的な物流ネットワークにより、優れたサービスを提供することで社会に貢献しお客様の信頼にお応えします。
- やりがい~社員のやりがいを引き出し、魅力ある企業グループをつくります。
いつでも同じ感覚でなく、半歩もしくは一歩前を見据えた行動をとり、成長していくことが大切であることがうかがえます。成長は従業員におけるやりがいにもつながっていきます。そうして企業と働く人たちが切磋琢磨し合って、より良いサービスを生み出し、お客様の信頼と社会への貢献へとつながっていくという素晴らしい理念となっています。一つずつの理念がすべて互いを繋げており、この思いによって長きにわたって選ばれる企業として成り立ってきたと理解ができます。
3.安全な輸送を実現するための運輸安全マネジメント
購入した人へ確実に商品を提供するためには、安全に輸送をすることが大切です。札幌通運株式会社では、輸送に関する決め事として運輸安全マネジメントを掲げ、輸送に対する安全確保における活動を行っています。
安全を確保するために五つのルールも設けています。
- 交差点右左折時の一旦停止・最徐行
- あおり運転、ながら運転をしない
- バック時の下車安全確認を徹底すること
- 運行管理者による指導監督の徹底
- 駐停車時の輪止めの徹底、スペアタイヤを含む脱輪事故防止を重点とした日常点検の確実な実施
これらを行い、令和2年度、3年度で企業内における自動車事故は0件を達成しました。
安全を常に意識することで、輸送業の本質を守ることだけでなく、お客様からの信頼も得られることに繋がっています。
4.多岐にわたる事業展開で生活インフラを応援
札幌通運株式会社があるロジネットジャパンでは、商品の輸送・倉庫事業など運輸業にまつわる事業だけではなく、多くの事業が展開されています。運輸業の強みを生かした内容としては、女性に向けた引越サービス「さくらスマイル引越隊」や、大型車両の運転技術から「クラブゲッツ」というブランドのバスツアーを提供するなどの、引越事業や旅行事業を展開しています。札幌通運株式会社でも一部を請負って対応しています。
ほかにも大きな物流ネットワークをもっていることから、さまざまな場所から集めたOA機器を回収し、処分場へ搬送を行っているリサイクル事業があります。さらにミネラルウォーター「北海道大雪山 ゆきのみず」を製造し、全国へ販売する事業などにも対応しています。
医療機器に関する事業や、保険代理事業、農業の6次産業化などの運輸業という内容に縛られない部分も対応し、企業としての成長を常につづけています。
5.まとめ
札幌通運株式会社の業務、企業の内容についてご紹介しました。北海道における物流だけでなく、運輸業からの発展をさせたさまざまな業務にて、北海道での生活インフラを支えていることを知ることができました。
この先の将来においても人と物流の進化がある限り、新たな考えのもとで時代をリードした企業となっていくことでしょう。これからも札幌通運株式会社から目が離せません。