麗澤大学

目次

1.麗澤大学について

千葉県柏市にある麗澤大学は、学生・教職員併せて4,000人ほどの人数で、小規模にこだわった大学といえます。規模が小さい分、教員や学生同士の距離が近く、密なコミュニケーションがとれるからです。このため、濃密なキャンパスライフが送れると評判です。

また麗澤大学では国際性にこだわった教育方針を打ち出しているのも、大きな特色の一つです。海外から留学生も積極的に受け入れているので、外国人とも日本に居ながらにして交流ができます。交流していく中で語学力だけでなく、国際感覚も身に着けられます。今後ますますグローバル社会が成熟していくと見られ、多角的な国際感覚が求められる中で、それにふさわしい人材を輩出している学校といえます。

2.麗澤大学の学校概要

学校名:麗澤大学

住所:〒277-8686 千葉県柏市光ヶ丘2-1-1

開校:1959年

URL:https://www.reitaku-u.ac.jp/

3.麗澤大学の国際交流

麗澤大学は国際交流に力を入れています。留学生を積極的に受け入れるほかにも、国際感覚を身につけるためのさまざまなプログラムを用意しているので以下で詳しく見ていきます。

3-1.COIL

麗澤大学は2019年からCOILを導入しています。COILとは、「Collaborative Online International Learning」の頭文字をとったもので、2006年にニューヨーク州立大学のCOILセンターで開始されました。ICTツールを使って、2か国以上で協働学習を進めていく教育方法のことです。麗澤大学ではアメリカのポートランド州立大学やドイツのマールブルク大学、フィンランドのヨウツェノ学院などと共同で教育を進めています。学生は日本に居ながらにして、海外の学生とともに学びながら交流でき異文化体験も可能になります。留学するとなると教育費や現地での生活費など、まとまったお金が必要です。しかしCOILであれば、費用をかけずに実質留学しているのと同等の体験ができるわけです。

3-2.留学生と共同生活できる

麗澤大学には「Global Dormitory」と呼ばれる学生寮(女子学生対象)を用意しています。グローバルという名前が冠でついているように、外国人留学生もこの学生寮を利用しています。しかも寮生の半数以上が外国人留学生といわれています。つまり入寮すれば、外国人と一緒に生活する形になるわけです。日本に居ながらにして、外国人と密にコミュニケーションが取れ、異文化交流ができるわけです。年間通じてイベントなども企画しているので、親睦を深められる環境が整っています。

3-3.Conversation Partnership

麗澤大学では「Conversation Partnership」と呼ばれるオリジナルプログラムを用意しています。これは交換留学生と連携してキャンパスライフを送るシステムです。留学生は来日したての頃は、戸惑うこともいろいろとあるはずです。語学力が十分でないほかにも、日本の生活スタイルや様式がわからないからです。そんな彼らが日本での生活になじめるように日本人学生がサポートするシステムです。

ただし麗澤大学では、日本人学生が留学生に手を差し伸べるだけの関係は標榜していません。彼らと交流することでお互いに言語を学び合うこともできますし、相手の国の文化なども学べる機会に恵まれます。このようにお互いをサポートすることで、これからの人生における良き仲間を見つける手助けにもなるプログラムです。

3-4.iFloorの活動

麗澤大学では、iFloor(International Floor)の活動を推奨しています。外国語の多機能自主学習フロアとしてグローバル教員と交流し話ができたり、マンツーマンでライティング指導が受けられるスペースがあります。また、iFloorは学生のグローバルな活動の拠点としても利用されており、たとえば全米模擬国連会議への参加が挙げられます。全米模擬国連会議とは、世界70超の大学から1,000人以上の大学生が参加しているものです。国連同様、議論や交渉、決議採択を行います。語学力はもちろんのこと、事前提案書を作成するためのライティングやリーディング技術、各国の背景や文化を理解するなど高いレベルのコミュニケーション力が身につきます。

3-5.海外留学

麗澤大学では、海外留学制度を採用しています。導入されたのは1981年のことで、40年超の歴史を誇ります。これまでの経験で培ってきたノウハウを生かして、留学を希望する学生を手厚くサポートしています。2022年度の学生の留学派遣数は156名に達しています。

麗澤大学は、留学を希望する学生に沿ったカスタム式のプログラムを用意しています。短期留学から1年間の長期留学まで対応可能です。2言語同時習得を目指す人向けのクロス留学なども用意しています。

4.まとめ

麗澤大学は、決して大規模な大学ではないかもしれません。しかし小規模なところを生かして、学生間や学生と教員との距離が近い教育機関ともいえます。特に国際感覚を身に着けるプログラムに力を入れているので、将来は世界的な舞台で活躍してみたいと思っている人は入学を検討してみる価値はあるはずです。外国人留学生が多いので、日本に居ながらにして国際感覚を研ぎ澄ますことができるのは魅力といえます。

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