フィジオマキナ株式会社について
(参照元URL:https://www.physiomckina.co.jp/others/20240611/)
フィジオマキナ株式会社は2002年12月に設立され、昨年までは日本バリデーション・テクノロジーズ株式会社という社名でしたが、2024年からフィジオマキナ株式会社に社名を変更しました。
フィジオマキナ株式会社の信条は「お客様を常にHAPPYにする事」です。
医薬品の開発から品質試験の工程で使用される溶出試験器でのバリデーション(高品質な医薬品の安定製造のためのプロセスの検証・手順化)、キャリブレーション(測定器で標準値を得るために機器の偏りの計測や正しい値を出すための調整)の実施及びテクニカルサポートのサービスプロバイダーとして設立された企業です。
また、フィジオマキナ株式会社は、従業員の満足度向上に取り組んでいることでも評価されています。
一般財団法人日本次世代企業普及機構が実施する「ホワイト企業認定」で初回認定以降4期連続で『ゴールド認定』を取得しており、お客様も従業員も大切にしている会社だということが伺えます。
フィジオマキナ株式会社がホワイト企業としてどのような取り組みをしているか等、こちらの記事からご覧いただけます。
https://jws-japan.or.jp/whitecareer/white_company/9137
フィジオマキナ株式会社の会社概要
社名:フィジオマキナ株式会社
(旧社名:日本バリデーション・テクノロジーズ株式会社)
住所:
(本社・越⾕テクノオフィス)
〒343-0816 埼⽟県越⾕市弥⽣町1-4 越⾕弥⽣ビル 2F
(大阪テクノオフィス)
〒541-0051 ⼤阪府⼤阪市中央区備後町4-1-3 御堂筋三井ビルディング4F
(東京日本橋オフィス)
〒103-0023 東京都中央区日本橋本町2丁目3-11 5F
(応⽤技術研究所)
〒567-0085 ⼤阪府茨⽊市彩都あさぎ7-7-20 彩都バイオイノベーションセンター2F 201
(MPSバイオ研究所)
〒251-8555 神奈川県藤沢市村岡東2-26-1 湘南ヘルスイノベーションパークB44W
創業:平成14年12⽉10⽇
資本金:40百万円
URL:https://www.validation.co.jp/
フィジオマキナ株式会社の業務内容とは?
ここではフィジオマキナ株式会社の業務内容についておさらいしましょう。
溶出試験器とその周辺機器の輸入販売
DISTEK社およびRIGGTEK社の日本総代理店として溶出試験器をはじめ、オートサンプラ、脱気分注装置といった溶出試験に欠かせない周辺機器を輸入販売しています。
創薬研究および物性評価に関する機器の輸入販売
海外にある分析機器メーカーの総代理店として、創薬研究や物性評価に関係する輸入販売を行っています。
溶出試験器とその周辺機器のバリデーションおよびキャリブレーション
国内外、各メーカーの溶出試験器と周辺機器を使ってキャリブレーションやバリデーションを実施しています。35社の受託会社から年間600台以上の受託実績があります。
標準品の輸入販売
USP(米国薬局方)の指定代理店として標準品の輸入販売事業を行っています。また、近年はエンドトキシンやニトロソアミンの販売にも力を入れています。
溶出試験器用アクセサリの輸入販売
溶出試験器メーカーのQLA社の総代理店として、シンカーやベッセルなど各メーカーに対応した輸入販売を行っています。
毒性研究や薬効薬理研究に関する機器や細胞の輸入販売・技術サポート
毒性研究や薬効薬理研究関連する機器や細胞を取り扱っているTissUse社の代理店として、生体模倣システム(MPS:Microphysiological system)の1種であるHUMIMICの輸入販売を行っています。
取扱機器のアプリケーション開発や、それらを活用した受託試験
応用技術研究所に設置している取扱機器を使って、アプリケーションの開発や受託測定の業務を行っています。
講習会
フィジオマキナ株式会社は、各種講習会を行っています。新人社員教育用のGMPセミナー、同じく新人社員教育などで活用可能な溶出試験セミナー、また海外メーカーの代理店としてUSP主催セミナーのサポートや海外から講師を招聘したセミナーの企画・開催を行っています。
製品情報・標準品について
製品情報
フィジオマキナ株式会社では主に以下の製品を取り扱っています。
・創薬・製剤開発向け製品(卓上ミキサー、卓上粉体圧縮特性評価、団体分散体スクリーニング、皮下注射剤シミュレーション、結晶型スクリーニングなど)
・バイオ関連製品(TissUse)
・溶出試験関連製品(Distek、RIGGTEKなど)
・その他理化学機器・QLA消耗品(PLAS-LABS、グローブボックスなど)
・連続生産(GTP-2、Dashboardなど)
・IVIVC Enhancer(塩野義製薬株式会社との共同開発品)
標準品
フィジオマキナ株式会社では以下のような標準品の取り扱いもあります。
USP標準品
Toronto Research Chemicals
TLC Pharmaceutical Standards
NIST標準品
MOLCAN、NIBSC
LGC標準品
BP標準品(British Pharmacopoeia chemical reference substances)
EP標準品
応用技術研究所について
フィジオマキナ株式会社は、大阪府茨木市彩都バイオイノベーションセンター内に、2020年12月応用技術研究所を開設しました。
応用技術研究所では、フィジオマキナ株式会社が販売しているほぼ全ての製品や関連している分析装置を取り揃えており、世界でも類を見ない設備群です。
産学連携、産産連携、分析受託サービスも行っており、米国や英国のメーカーでトレーニングを修了した分析技術者が対応しています。
まとめ
フィジオマキナ株式会社は、医薬品の開発や品質試験で使用する溶出試験関連の製品について、日本での代理店として専門性の高い世界の製品を輸入販売しています。そして世界のメーカー企業の技術が学べるセミナーの開催をしたり、大阪府茨木市に開設した応用技術研究所に揃えた専門性の高い機器を使い、分析の受託サービスを行っています。2024年から社名を変更したフィジオマキナ株式会社は、今後も目が離せない企業といえるでしょう。