地域に密着して110周年を迎える「渡島信用金庫」についてご紹介

信用金庫

皆さんは「森駅のいかめし」をご存じでしょうか?駅弁の定番として愛されており、さまざまな駅弁のイベントで目にしたり、買ったりしたことのある方も多いと思います。その森駅のある北海道南部の森町で、町民に愛されているのが「渡島信用金庫」です。ここでは渡島信用金庫について詳しくご紹介します。

目次

1.「としま」ではなく「おしま」です!

渡島信用金庫は、呼び方が「おしましんようきんこ」です。地域の方々からは「おしましんきん」「おしん」との略称で呼ばれ親しまれています。

1-1. 森町に本拠をおく、地域の信用金庫

渡島信用金金庫の概要(ホームページより抜粋)は、下記の通りとなっています。

  • 名称 渡島信用金庫 (おしましんようきんこ)
  • 本店所在地 北海道茅部郡森町字御幸町115番地
  • 設立 明治44年5月24日
  • 会員数 11,274名
  • 店舗数 11店舗

渡島信用金庫は、北海道南部の森町に本店を置く信用金庫です。本店を含む店舗数は現在11店舗となっています。

  1. 本店 茅部郡森町字御幸町115
  2. 鹿部支店 茅部郡鹿部町字鹿部80-3
  3. 大野支店 北斗市久根別2丁目10-10
  4. 八雲支店 二海郡八雲町本町209
  5. 新せたな支店 久遠郡せたな町北檜山区北檜山421
  6. 函館支店 函館市松風町5-9
  7. 五稜郭支店 函館市五稜郭町12-16
  8. 亀田支店 函館市美原4丁目18-31
  9. 上磯支店 北斗市久根別2丁目10-10
  10. 赤松街道支店 亀田郡七飯町大川3丁目2-10
  11. 札幌支店 札幌市中央区北2条西3丁目1

地元の森町には本店のみですが、函館市など北海道南部を中心では店舗を構えています。札幌市にも支店がありますので、札幌に出かけた際にも利用することができます。

1-2. 設立は明治時代!歴史の古い信用金庫

渡島信用金庫のはじまりは、明治に設立された「有限責任森村信用組合」です。のちに名称変更や改組を繰り返しながら、令和4年には創業110年を迎えました。

  • 明治44年5月 有限責任森村信用組合設立
  • 昭和8年2月 保証責任森町信用組合に改組
  • 昭和18年11月 森町信用組合に改組
  • 昭和24年11月 渡島信用組合に名称変更
  • 昭和26年10月 信用金庫法の制定により「渡島信用金庫」に改組
  • 昭和55年5月 創業70周年記念式典挙行
  • 昭和63年10月 第三次オンラインシステム稼動
  • 平成元年12月 日本銀行と当座取引開始
  • 平成2年12月 日本銀行歳入代理店業務取扱開始
  • 平成9年1月 ポスト第三次オンラインシステムの稼動
  • 平成12年8月 おしま新ビジネスサービス株式会社設立
  • 平成12年11月 創業90周年記念ならびに本店落成記念式典挙行
  • 平成23年3月 渡島信用金庫創立100周年記念式典挙行
  • 令和4年5月 渡島信用金庫創立110周年記念式典挙行

1-3. 自治体の指定金融機関として、行政の一翼を担う

渡島信用金庫は、自治体の指定金融機関でもあります。現在は森町・鹿部町・せたな町の3つが指定金融機関としており、函館市は指定金融代理店としています。公共料金や各種税金の支払いなどに利用することができます。

2.地域に根差し地域の発展に貢献することを目指す

信用金庫は、地域の方々が利用者であり会員となっています。地域の繁栄や相互扶助を目指すことを目的としているため、渡島信用金庫の経営理念もその目的を踏まえたものとなっています。渡島信用金庫の経営理念は、下記の通りです。

  • 地元とともに使命の発揮
  • 信用・信頼による健全経営
  • 役職員の融和と人材育成

地域の方々の大切なお金を預かるという立場、地域経済に貢献するという立場から経営理念が定められています。この経営理念に基づき、日々の活動を行っています。

3.地域の金融機関として、人々の生活に密着した活動内容

渡島信用金庫は信用金庫として金融活動を行うだけでなく、経済活性化や文化活動にも熱心に取り組んでいます。その中からいくつかご紹介いたします。コロナ禍以前は、スポーツなどの各種イベント開催もしていましたが、現在は中止となっており再開が待たれています。

3-1. 若い経営者を応援「おしま経営研究会」

地域の60歳未満の企業経営者やその後継者を対象とした会員相互の組織です。経営者としてのレベルアップと経済交流などをはかるべく、さまざまな講座や講演会などが行われています。地域の企業のレベルアップを経済活性化につなげるサポートとなっています。

3-2. 多目的ホールを無料開放し、文化活動を支援

渡島信用金庫が持つ多目的ホールや会議室などを無料開放し、地域の方に役立てていただいています。講演会や式典などに利用していただくことで、地域の文化活動の一助としています。

4.まとめ

ここまで渡島信用金庫についてご紹介していきました。北海道南部を中心に地域に根差した金融活動を長年続けてきた、たいへん歴史のある信用金庫です。函館市や札幌市といった大都市にも支店はありますが、地元密着と信用・信頼を心がけ活動してきたことが、現在に繋がっているのでしょう。今後も地域の頼れる信用金庫として、変わることなく日々の生活に寄り添っていくことでしょう。

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