株式会社農心ジャパンについて
株式会社農心ジャパンは韓国企業「株式会社農心」の日本法人です。
1965年に株式会社農心の前身である「ロッテ工業株式会社」が設立され、1978年に「株式会社農心」と社名を変更しました。
その後1985年には、株式会社農心は韓国国内のインスタント麺市場で1位となり、翌年に農心を代表とする「辛ラーメン」を発売しました。「辛ラーメン」は韓国だけにとどまらず、世界的に大人気の製品となり、現在では日本でもコンビニやスーパーで手軽に購入することができます。
このような韓国インスタント麺を中心に「韓国の味」を日本の食卓へ届けるため、2002年に設立された株式会社農心ジャパンは、辛ラーメンブランドなどを中心に順調に売上を伸ばしています。
株式会社農心ジャパンの概要
社名:株式会社農心ジャパン
代表者名:金大廈(キム・デハ)
創設日:2002年1月8日
資本金:30,000万円
本社:〒100-0013東京都千代田区霞が関1-4-2 大同生命霞が関ビル4階
TEL:03-3595-0882
公式ホームページ:https://www.nongshim.co.jp/
株式会社農心ジャパンの製品情報
株式会社農心ジャパンでは、韓国インスタント麺を中心に「韓国の味」を日本の食卓に届けています。農心を代表する製品でもある「辛ラーメン」は日本でも大人気で、現在もブームが絶えない韓国グルメの先駆けとなった製品です。
株式会社農心ジャパンでは、辛ラーメンを筆頭にさまざまな製品を販売しています。
辛ラーメンシリーズ
辛ラーメンは、韓国ラーメン市場の中でも25%のシェアを占めている人気製品です。
研究を重ねて完成した特製スープには、唐辛子や椎茸、ネギ、にんにくなどが混ぜ合わさり、もちもちした麺との調和が秀逸です。ただ辛いだけでなく、旨味が凝縮された辛ラーメンの「旨辛テイスト」は、韓国や日本だけでなく全世界で愛されています。
辛ラーメンは袋麺とカップ麺があり、カップ麺はミニからバケツカップまで、食べたい人のニーズに合わせたサイズが揃っています。
また、通常の辛ラーメンの2倍の辛さの激辛タイプや、特製辛味スープと特製豚骨スープのWスープのブラック、白菜キムチが入ったタイプなど、味のバラエティも豊富です。2021年にはラーメンだけでなく、辛ラーメン焼きそばも発売され、辛ラーメンの根強い人気が伺えます。
ノグリシリーズ
ノグリラーメンは辛ラーメンより前の1982年に販売開始したラーメンです。太めで丸くぽっちゃりした麺の感じが狸をイメージすることから、韓国語で狸を意味する「ノグリ」の名前が付いています。
辛ラーメン同様、唐辛子の効いた辛いラーメンですが、辛さや麺の太さ、スープのベースなどに違いがあります。またノグリラーメンは辛ラーメンに比べ、マイルドな辛さでスープのベースは貝やイカ、えび、マグロなどの魚介出汁です。
ノグリラーメンシリーズには、袋麺とカップ麺の他、焼きちゃんぽんの袋とカップ、辛さ抑えめのマイルドタイプがあります。
チャパゲティシリーズ
チャパゲティは、韓国風のジャージャン麺であるチャジャンミョンを、手軽に食べられるようにインスタント麺にした製品です。
チャジャンミョンは、中国の家庭料理であるジャージャン麺が変化し、韓国のソウルフードとして定着したもので、国民食にもされています。黒味噌にカラメルが加わったチュンジャンを使用しているため、色が黒くて甘い独特な風味が特徴です。
チャパゲティシリーズは、チャパゲティの袋麺とカップ麺の他、濃厚ソースと昆布粉末を練り込んだ麺を使用したプレミアムジャージャン麺「チャーワン」もあります。
さらに、2020年に発売された「チャパグリ」のカップ麺は、チャパゲティとノグリラーメンの2種類を合わせたアレンジレシピが元になったものです。
もともと韓国のバラエティ番組で紹介されて人気になったもので、映画「パラサイト 半地下の家族」の中で登場し世界的に人気がでたことから、農心がカップ麺として製品化しました。
ふるる冷麺シリーズ
ふるる冷麺シリーズは、水冷麺とビビン冷麺の2種類があります。水冷麺は大根の塩漬けから出たスープ「トンチミ」にリンゴ酢や梨の甘味が加えられたさっぱり味で、ビビン冷麺は水冷麺にコチュジャンの旨味と辛さがプラスされたものです。
コリコレシリーズ
コリコレシリーズは、本場韓国の鍋料理が家庭で手軽に味わえる鍋セットで、日本で限定販売されている製品です。スンドゥブチゲとプデチゲ、キムチチゲの3種類があり、いずれも辛ラーメンと特製ヤンニョムがセットになっています。
その他
株式会社農心ジャパンでは、辛ラーメンなどの代表的なインスタント麺シリーズの他、冷やしビビン麺「ベホンドン」やイワシ出汁の「イワシカルグクス」、カムジャ麺、また麺製品だけでなく、辛いえびせんやオニオンリング、バナナ風味のコーンスナック「バナナキック」などスナック菓子も販売しています。
まとめ
株式会社農心ジャパンは、韓国の食品メーカー「株式会社農心」の日本法人です。インスタント麺は日本でも人気が高く、2021年には国内売上100億円、2023年には辛ラーメンブランド売上100億円を達成しています。
株式会社農心ジャパンは、本場韓国の味わいを日本の食卓でも手軽に楽しんで欲しいとの願いから、日本市場での更なる躍進を目指し、主力ブランドの強化や新規事業の開拓などさまざまな取り組みを続けている会社です。