1.日本トレクス株式会社とは
日本トレクス株式会社は、愛知県にある輸送機器メーカーです。開発、設計、製造、販売をすべて自社内で行い、オーダーメイドでお客様のニーズに合った製品を作り上げています。大型トレーラのシェアは、国内ナンバーワンを誇ります。
1-1.日本トレクス株式会社 会社概要
- 会社名:日本トレクス株式会社(NIPPON TREX CO., LTD.)
- 代表者:代表取締役社長 高崎 文弘
- 本社所在地:〒441-0193 愛知県豊川市伊奈町南山新田350番地
- 設立:1964年(昭和39年)8月1日
- 資本金:20億1,100万円
- 年間売上:438億円(2022年度)
- 従業員数:1,125名
- 事業内容:トレーラ、タンク、ウィングボデー、バンボデー、バンキット、コンテナ、シェルタ、各種部品などの輸送用機器の製造、販売、整備および修理
1-2.日本トレクス株式会社 公式サイトURL
2.日本トレクス株式会社の理念
日本トレクスでは「お客様の信頼に応える 最高の輸送機器とサービスを 提供することにより 物流の発展を推進し 社会へ豊かさと夢を広げる」という企業理念のもと、常に世の中のニーズをキャッチし、最先端の技術を取り入れた製造・販売を行っています。
現在物流業界では、ドライバー不足やクリーンなエネルギーへの変換、デジタルトランスフォーメーションの推進などが進み、変革の時代を迎えています。そのような状況の中、日本トレクスは輸送用機器の提供を行うことで、社会の課題に貢献し、環境に優しい社会の実現を目指しています。
先の見えない厳しい状況の中でも、日本トレクスは「変えられるものは自分自身である」と考えて変革にチャレンジしており、技術力と提案力を高め、高品質なサービスと商品を提供しています。具体的な取り組みとして、以下のものがあります。
2-1.サステナビリティ
トレーラやトラックボデーは自動車リサイクル法の対象外ですが、リサイクルに積極的に取り組んでいます。また、環境を守ることを経営の重要課題であると捉え、2005年には国際規格ISO14001の認証を取得し、マレーシアでの植林活動なども行っています。
2-2.健康経営
社員一人ひとりが心身ともに健康であってこそ、お客様に満足していただける製品が作れるとの考えのもと、健康診断結果やストレスチェック結果を活用し、運動習慣や十分な睡眠による休養の目標を設定して改善を行っています。
また、熱中症予防のためのドリンクの無料配布、昼食代補助、感染症対策のための加湿器の設置、健康づくりのための社内セミナーの実施など、さまざまな取り組みで社員の健康をサポートしています。2020年度からは継続して、健康経営優良法人に認定されています。
2-3.愛知ブランド企業としての活躍
日本トレクスは、愛知ブランド企業に認定されています。これは、製造品出荷額が42年連続で日本一を誇る愛知県をアピールし、愛知ブランドを世界的なものとする目的で、県内の優れたものづくり企業が認定されるものです。
認定には、他社にない独自の製品や技術を持っていること、イノベーションに取り組んでいること、顧客のニーズをくみ取った製品やサービスを提供することなどが必要とされます。愛知認定企業として、日本トレクスはより一層自社の強みに磨きをかけています。
3.日本トレクス株式会社の製品とサービス
3-1.トレーラ
大容量の輸送に対応したウィングセミトレーラ、幅広い用途に対応した平床・低床アオリ付セミトレーラ、建設機械などの特殊輸送に対応した中低床セミトレーラ、輸送の効率化を実現するダブル連結トラックなどがあります。
それぞれの用途に合わせて最新の技術を使い、環境に配慮したトレーラの製造・販売を行っています。
3-2.トラックボデー
ウィングボデー、バンボデー、スワップボデーがあります。その中でもスワップボデーは運転業務と荷役業務を分離し、中継輸送も容易なことから、「物流の2024年問題」解決に貢献できる製品として注目を集めています。
3-3.シェルタ・コンテナ
これまで自社で培ってきた技術を生かし、航空管制シェルタやタンクコンテナなどの製品を展開しています。
3-4.直営サービス工場
愛知県(2つ)、北海道、福岡県と、全国に4つの直営サービス工場があり、経験を積んだ整備士が、お客様の車両の整備や修理を行っています。
4.まとめ
日本トレクスのスワップボデーを使用するトラックドライバーの方からは「荷役分離できるスワップボデーは、肉体的な負担も少なく、運転に集中できている。」(参照元 http://www.trex.co.jp/products/userinterview/userinterview/index.html)という声をもらっていると、公式サイトで紹介されています。
社会に対応するための変革にチャレンジし、よりよい製品とサービスをお客様に提供する日本トレクスの取り組みに、今後も注目していきたいと思います。