1.石屋製菓とは
北海道を代表するお菓子としてとても有名な「白い恋人」をはじめとするさまざまな商品を販売している石屋製菓は、札幌市に本社があり北海道だけでなく、全国の百貨店や複合施設にも専門のショップを出店するほど、認知度が高いお菓子のブランドを有している会社です。
この会社の代表取締役社長の石水創は1982年生まれの41歳の若い社長です。2004年に石屋製菓に入社してから実力を認めてもらい、06年に取締役になり、その後08年には常務、09年に専務となり、10年に副社長になり、13年7月に代表取締役社長に就任した経歴を持っている人物です。
1-1.石屋製菓の会社概要
- 会社名:石屋製菓株式会社
- 本社所在地:〒063-0052 北海道札幌市西区宮の沢2条2丁目11-36
- 電話番号:0120-375-562
- 設立:1959年
- 資本金:3,000万円
1-2.石屋製菓株式会社の公式サイト
2.石水創の取り組みについて
白い恋人で有名で売り上げも順調に推移していた石屋製菓で、2007年に賞味期限の偽装が発覚しました。美味しくて有名だった白い恋人のブランドがあっても偽装の影響は大きく、一時は倒産寸前まで追い込まれた会社を引き継いだのが石水創です。
石屋製菓の代表取締役に就任した石水創が試行錯誤を繰り返し、時間はかかっても見事にV字回復をして会社の経営状況が良くなり、現在では主力商品の白い恋人だけでなく、さまざまな事業を展開しています。石水創が先頭に立って対応してきた会社の取り組みとはどのようなものなのかを見ていきましょう。
2-1.現場の声を大切にする
常に美味しいお菓子をお客様に提供するのは当たり前のことであり、そこに安心と安全をプラスして満足していただける商品を供給するために、石水創は国際的な食品安全マネジメントシステムを取り入れました。
現場が見えていない経営者が多い中で、石水創は現場の意見にしっかりと耳を傾けて最新システムの導入に踏み切りました。これは賞味期限の偽装をきっかけに倒産の危機になっているからこそ、お客様に嘘をつくことなく安心して安全で美味しいお菓子を食べてもらう社長の思いが込められています。
2-2.社員の意識改革に取り組む
現場の社員の声をしっかり聞くことを意識している石水創は、二度と不祥事を起こさないために法律と倫理を遵守するコンプライアンスの体制の確立を目指すことに取り組んできました。
その中で社員一人ひとりがどのような考えで仕事に取り組んでいるかしっかり確認しながら、社長自ら率先して行動するようにしています。そうすることでステークホルダーからの要求に応えることができますし、北海道に愛される地元の企業として地に足のついた経営ができると考えています。
3.石水創の思いが詰まっている企業理念
偽装問題があり会社が倒産しそうになった状況を間近で見ていた石水創だからこそ、お客様・地域・写真がしあわせになってほしいという思いを込めて「しあわせをつくるお菓子」をコンセプトに企業理念をまとめました。
3-1.しあわせをつくるお菓子
石水創が代表取締役社長に就任してから「しあわせをつくるお菓子」をコンセプトに企業理念を作成しました。この企業理念には「お客様のしあわせ・地域のしあわせ・社員のしあわせ」の思いが込められています。
美味しいと思って石屋製菓のお菓子を食べてくれるお客様だけでなく、北海道に住んでいる地域の皆様にも幸せになってほしい、そのしあわせを提供する石屋製菓の社員にも楽しく笑顔で働いてしあわせになってほしいという思いが込められています。
3-2.みんながしあわせになるために
お客様・地域の皆様・会社で働く社員がみんなで幸せになるために、当たり前のことですが嘘偽りのない取り組みをしていくことからスタートしました。一番重要なのが商品を製造する際の安心・安全の確保です。そして法律や倫理に遵守するための社員の考え方や取り組みの内容です。
安心して食べることができるお菓子を提供することができて、そこから北海道の皆様にさまざまな形で貢献する事業を展開したり、プロスポーツチームのスポンサーになって、子どもたちに夢や希望を与えるための取り組みを行いながら、お客様・地域の皆様・社員がみんなで幸せになるサイクルを構築しています。
4.まとめ
100年先も北海道やお客様に愛される会社にするために、石水創が長期ビジョンをかかげて美味しいお菓子作りに邁進しています。白い恋人という知名度があるブランドに奢ることなく、社員が一丸となってさらに美味しいお菓子をお客様に提供できるように、石水創が中心となり新しい石屋製菓の価値を見出そうと邁進し続けます。
倒産の危機をきっかけに安全・安心を追究する会社に生まれ変わりました。コンプライアンスを遵守することを一番に考えて、社員が一丸となって代表取締役社長の石水創のリーダーシップで、お客様だけでなく北海道に貢献し続けています。