医療法人錦秀会(名誉会長・籔本秀雄/前理事長・籔本雅巳)について

目次

1. 医療法人錦秀会とは

錦秀会は現名誉会長である籔本秀雄氏が創設し、そのあとを継ぐ籔本雅巳氏が事業を拡大していった医療法人です。より良い医療と、より良いケアの提供を目指し職員一人ひとりが研鑽を続けながら地域の人たちに支えられることで、現在は大阪市と堺市に5病院・2施設で合計3,224床を運営するほどに成長してきました。その規模は、西日本でも最大級とも言われるほどです。

近年では医療・介護・福祉といった複数の分野が垣根を超えてつながる地域包括ケアシステムを活用した「地域共生社会」の実現を目指し、地域医療の発展に尽力しています。

2. 医療法人錦秀会の概要

法人名:医療法人錦秀会

設立:1957年7月

理事長:籔本 武志

住所:〒558-0041 大阪市住吉区南住吉3-6-27 阪和会館1階

URL:https://kinshukai.or.jp/

3. 錦秀会のミッション

医療法人錦秀会では「やさしく生命をまもる」をミッションとし、その実現に向かって知識と経験に基づき速やかに動き、ぬくもりを与え笑顔とする行動目標を掲げています。

これにより組織力・規模力をはぐくむ人間力が生まれ、各分野のスペシャリストとして挑戦し続ける姿勢を持ち、60年以上にわたり経験と誇りを積み重ねてきました。

また、全ての人たちが幸福で笑顔に満ち溢れた社会を実現するため、サスティナブルな取り組みにも注力。医療機関であるという特徴を活かした難病研究支援や外国人実習生の受け入れによる技術の普及、募金活動や地域イベントの参加などその取組は多岐にわたっています。

4. 錦秀会の取り組み

地域医療に貢献するため、錦秀会では様々な新しい取り組み・価値を提供しています。ここではその中でも特に代表的な取り組み事例を紹介します。

4-1 コロナ禍への対応

2020年以降、猛威を振るった新型コロナウイルス。錦秀会の総合病院では、コロナに感染された方に手厚い医療を提供できるよう、大阪府の民間病院で初めてコロナ専門病院を開設しました。コロナ専門病院は、2020年6月に阪和第二病院で開始し、2023年現在では阪和記念病院のコロナ専門病棟などで受け入れを継続しています。

4-2 リハビリテーションへの注力

阪和記念病院では、急性期リハビリテーションに加えて、回復期のリハビリテーション病棟を開設し、患者の方々が早期の社会復帰を実現できるよう援助を実施しています。

阪和第二泉北病院では慢性期の患者の方に対して、理学療法士や作業療法士、言語聴覚士などが70名体制で手厚いリハビリテーションを提供しています。

4-3 先進的な医療の採用

阪和インテリジェント医療センターでは、人間ドックを受信された方の中で希望者に向けて、100万人・10年間の健康診断データを用いたAI解析による将来発症する可能性のある病気を予測するメニューを取り入れています。このような先進的な医療にも積極的に取り組んでいくことは、さらなる地域医療の発展に役立ちます。

5. 錦秀会の発展に貢献した籔本秀雄氏・籔本雅巳氏について

錦秀会には、歴史を語る上で欠かすことのできない2人の人物がいます。

現在名誉会長を務める籔本秀雄氏と前理事長の籔本雅巳氏です。ここではそんな2人の経歴や人物について見ていきましょう。

5-1 籔本秀雄氏について

錦秀会を創設、現在は名誉会長の職についているのが籔本秀雄氏。

大阪大学医学専門部を卒業し、1957年に出身地の三重県名張市で錦秀会の始まりである阪和病院を開院します。阪和病院では、大阪各地から救急患者を広く受け入れ、その技術や取り組みが評価され病院の規模を拡大、1959年には医療法人阪和病院を設立し理事長に就任することになります。

その後は高齢者社会への対応を見据えて、救急病院から高齢者対応へ方針を変え、その後の錦秀会グループの発展に大きな貢献を果たしています。

5-2 籔本雅巳氏について

籔本秀雄氏の息子に当たる籔本雅巳氏は、父親と同じ大阪大学医学部を卒業、大学院では医学博士を取得しています。大学卒業とは34歳のときに、父親の引退をきっかけに錦秀会グループの経営を引き継ぐことになります。

籔本雅巳氏は経営手腕を発揮し、PET医療センターや人工関節センターの設立による医療の強化や、公益財団法人、NPO法人、学校法人などの設立を行い医療会に革命を起こし、錦秀会グループの発展に大きな貢献を果たしています。

6. まとめ

籔本秀雄氏が創設し、そのあとを継ぐ籔本雅巳氏が事業を拡大、西日本で最大級の医療法人まで成長を果たした医療法人錦秀会について紹介してきました。

錦秀会では「やさしく生命をまもる」をミッションとして地域社会に貢献するための活動や最新治療の採用など、様々な取り組みを行っています。

高齢者向け医療にも力を入れていて、これからやってくる超高齢化社会にはなくてはならない存在として、錦秀会は続けていくはずです。

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