安達事業グループの概要
安達事業グループは、リゾートホテル、テーマパーク、スキー場、ゴルフ場、ブライダル施設など多角的に展開する総合レジャー企業グループで、日本国内のリゾート地を中心に事業を展開しています。
中核ブランドである「ホテルグリーンプラザ」チェーンを中心に全国規模でリゾート事業を手掛け、6箇所のリゾートホテル、3箇所のゴルフ場、2箇所のテーマパークをはじめ、スキー場や教会など数多くの施設を全国に経営・運営しています。グループ全体の統括会社は株式会社安達・グリーンワールドで、グループ内の各事業会社と協力し合いながら施設運営・サービス提供にあたっています。
安達事業グループの基本情報
本社所在地：東京都中央区日本橋堀留町1-8-12 ホウライ堀留ビル6F
代表者：安達 暁子（代表取締役社長）
資本金：3億円（グループ計）
年間売上高：約96億5,800万円（2023年度グループリゾート事業計）
従業員数：約320名（グループ全体、契約社員含む）
事業内容：リゾートホテル、テーマパーク、スキー場、ゴルフ場、ブライダル（結婚式場）、会員制リゾート事業の運営
公式サイト：https://www.hgp.co.jp/
安達事業グループの事業内容
リゾートホテル事業
安達事業グループの中核であるリゾートホテル事業は、「ホテルグリーンプラザ」ブランドのチェーン展開で、現在は全国に6つのリゾートホテルを運営しています。各ホテルはいずれもリゾート地の特色を活かした施設であり、家族連れからカップルまで幅広い宿泊ニーズに応えています。
たとえば、軽井沢のホテルは「大自然に囲まれたファミリーリゾート」と称される広大な高原リゾートで、自家源泉の奥軽井沢温泉や四季折々の自然を楽しめる散策路を備えています。
鴨川のホテルは全室オーシャンビューで新鮮な海の幸を楽しめるバイキングが名物となっており、浜名湖のホテルも湖上の景観と多彩な和洋中バイキングが評判です。関西圏の東条湖のホテルでは、隣接するテーマパークで遊んだ後に徒歩ですぐ宿泊できる利便性と、赤ちゃん連れでも安心なファミリー向けサービスが特徴です。
テーマパーク事業
テーマパーク事業として、グループは0歳から遊べるおもちゃのテーマパーク「おもちゃ王国」を2箇所でフランチャイズ運営しています。長野県の軽井沢おもちゃ王国と、兵庫県の東条湖おもちゃ王国で、それぞれホテルグリーンプラザ軽井沢および東条湖に併設されたファミリー向けテーマパークです。
「おもちゃ王国」はその名の通り、子どもたちの大好きな玩具をコンセプトに据えた体験型のテーマパークで、園内にはさまざまなおもちゃの展示・体験コーナーやキッズ向けアトラクションが揃っています。軽井沢おもちゃ王国は標高の高い自然に囲まれた環境に位置し、夏季を中心に家族連れで賑わう施設です。
東条湖おもちゃ王国もホテルの目の前徒歩1分という立地で、赤ちゃんや幼児連れでも移動がしやすく、一日中遊び疲れてもすぐホテルに戻って休むことができる利便性が魅力です。両園とも子どもにとって夢のような遊び場を提供しており、ショーやイベントも開催されるファミリーリゾートです。
スキー場・ゴルフ場などレジャー施設運営
安達事業グループでは、四季を通じたレジャー事業としてスキー場やゴルフ場の経営も行っています。グループが運営するゴルフ場は、長野県軽井沢の「プリンスランドゴルフクラブ」、兵庫県の「東条湖カントリー倶楽部」、北海道の「大沼国際カントリークラブの3箇所です。
軽井沢のプリンスランドGCはホテルグリーンプラザ軽井沢に隣接しており、高原リゾートの一環として夏季にゴルフを楽しむ宿泊客にも利用されています。東条湖カントリー倶楽部は関西圏で屈指の歴史を持つ丘陵コースで、東条湖畔の自然を望むロケーションが特徴です。
大沼国際カントリークラブは北海道駒ヶ岳近郊に広がる本格的な林間コースで、雄大な自然の中でゴルフが楽しめます。
スキー場事業としては、長野県の「白馬コルチナスキー場」があります。ホテルグリーンプラザ白馬に直結したスキーリゾートで、冬季にはパウダースノーで知られる北アルプスエリアのスキー場として多くのスキーヤー・スノーボーダーが集まっています。
ゲレンデとホテルが一体となった利便性を活かし、宿泊とウィンタースポーツをセットで提供できる点も特徴です。
ブライダル・チャペル運営
グループではリゾートホテル併設の結婚式場（チャペル）として、群馬県嬬恋村の「軽井沢白樺高原教会」と、神奈川県箱根町の「箱根の森高原教会」の2つを運営しています。いずれも自然豊かな高原リゾートに位置する独立型チャペルで、四季折々の美しい景観の中で挙式を挙げられる点が特徴です。
軽井沢白樺高原教会はホテルグリーンプラザ軽井沢に隣接するクラシックな木造チャペルで、家族や親しい友人のみの少人数ウェディングから、写真撮影だけのフォトウェディングまで多様なニーズに対応しています。
一方、箱根の森高原教会は、ホテルグリーンプラザ箱根に併設されており、ホテルの目の前で挙式が可能です。挙式後の披露宴もホテルで行えるため、移動の負担が少なくゲストにも好評なアットホームなリゾート婚が実現できます。両教会とも専任の牧師による本格的な結婚式が執り行われ、リゾート地ならではのロマンチックな雰囲気が演出されています。
まとめ
安達事業グループは、ホテルからテーマパーク、スキー場、ゴルフ場、ブライダル施設に至るまで、多角的なレジャー産業を一体的に運営することで独自のリゾート価値を創出してきました。
各グループ企業が連携し、それぞれの強みを活かした施設運営を行うことで、利用客に充実した滞在体験と安心のサービスを提供しています。今後も地域資源を活かした新たなリゾート開発やサービス向上を図りつつ、安達事業グループは総合リゾート企業グループとして成長を続けていくことでしょう。
