学校法人高知学芸高等学校

目次

学校法人高知学芸高等学校の概要

学校の沿革と設立の背景

学校法人高知学芸高等学校(高知学芸中学高等学校)は、第二次世界大戦後の混乱期に「ひとりひとりが落ち着いて勉強できる平和な学校を」「日本再建の力となれる人材を養う学校を」という地域の強い要望のもと、高知大学関係者を中心に1957年(昭和32年)2月に創立されました。

当初は国立高等学校の設置運動から始まりましたが、当時の制度上難しかったため私立での開校に転じ、地元有志の協力により設立認可に至った経緯があります。1957年4月に高知学芸高等学校が開校し、その後1960年に中学校も併設され、中高一貫教育体制が整えられました。

建学の精神と教育理念

創立時より「生徒本位」「不断の向上」「基礎学力の養成」「全人教育」「男女共学」「しつけの重視」「奨学施設の充実」の7つを基本教育方針として掲げています。生徒第一の姿勢から学力向上と人格形成まで幅広く網羅した理念であり、知・徳・体の調和を重んじた「全人教育」を柱に据えています。

目指す生徒像は、「やさしい人になるように」、「開けた人になるように」、「正しい人になるように」、「働く人になるように」という4つです。

学校法人高知学芸高等学校の基本情報

学校概要(所在地・設立年・学科など)

所在地:〒780-8084 高知県高知市槙山町11-12
設立年:1957年(昭和32年)設立認可(高等学校開校)、1960年 中学校開設
課程:私立・中高一貫校(全日制) 、男女共学
学科:普通科(高等学校は2年次より文系・理系コース選択制)
建学の精神:全人教育(知・徳・体の調和を重視)および基礎学力の養成等
寮:男子寮「養正寮」あり(定員150名、全室個室)
公式サイト:https://www.kochi-gakugei.ed.jp/index.html

校舎や施設の特徴

高知学芸中学高等学校のキャンパスは、敷地面積約9万㎡におよぶ広大な環境があり、生徒の想像力を育む豊かな空間が整備されています。中学校棟・高等学校棟をはじめ、理科実験室や図書室などの専門教室が充実し、高等学校にはマルチメディア教室(コンピュータ室)や進学指導用の教室群も備えられています。

また、体育施設も充実しており、記念体育館を含む複数の体育館や武道場(剣道場・柔道場)、50mプール、テニスコート(オムニコート)、陸上競技が可能な広大な運動場などを完備しています。

さらに男子生徒を対象とした「養正寮」(定員150名)が併設されており、全室冷暖房完備の個室で自立心と規律を養う生活指導が行われています。寮生は毎日教員指導の下で自習会に取り組むなど、学習面での手厚いサポートも受けられます。

学校法人高知学芸高等学校の教育内容と学科コース

普通科のコースとカリキュラム

学校法人高知学芸高等学校の普通科では、中高一貫のメリットを活かし基礎学力の定着と体系的な進度管理に特徴があります。中学校段階で確実に基礎力を養い、高校内容の一部を前倒しで学習させることで中高の学びを円滑につなぎ、高校進学時に無理のない移行ができます。

高等学校では週6日制授業により十分な授業時間を確保し、特に英語・数学・国語の3教科に重点を置いて時間を配分することで、基礎から応用まで着実に理解を深めます。高1から習熟度別クラス編成を取り入れ、生徒の学力に応じたきめ細かな指導を実践しています。

さらに高校2年次からは文系コース・理系コースの2コース制を導入し、生徒の進路希望に沿った選択科目を設定しています。主要3教科の履修範囲は高2までに6カ年分を終了し、高3では志望進路に対応した選択科目を多く設置することで、多様化する進路に対応できる柔軟なカリキュラムを実現しています。

これらの教育課程を通じ、生徒一人ひとりの夢の実現すなわち志望大学合格を目指すと同時に、知・徳・体の調和ある人間育成(全人教育)という建学の精神が貫かれています。

ICT教育・国際教育の取り組み

時代の要請に応える先進的な教育にも力を入れており、ICTの活用やグローバル教育の推進が特色の一つです。2024年に文部科学省の「DXハイスクール」に認定されており、教材のデジタル化や学習管理システムの導入などICT教育環境の整備を積極的に進めています。

例えば、2023年には校内に放課後自習教室「Gスタ」を開設し、生徒がICT機器を活用しながら自主的に学習に取り組める場を提供しています。一方、国際教育にも早くから注力しており、オーストラリアの姉妹校との交流を中心に語学研修やホームステイプログラムを実施しています。毎年夏にはオーストラリアへの海外語学研修を行い、現地大学での英語研修や姉妹校生宅でのホームステイを通じて英語力の向上と異文化理解を図っています。

また、相互交流として姉妹校の生徒受け入れも行い、本校生徒と一緒に授業や郷土文化体験を共有する機会を設けています。これらの国際交流を通じ、生徒たちは視野を広げるとともに語学力と国際感覚を養い、グローバル社会で活躍できる資質を培っています。

学校法人高知学芸高等学校の部活動・課外活動

運動部の活動と実績

学校法人高知学芸高等学校では、多数の運動部が活発に活動しており、生徒は勉学と両立させながら充実した部活動に取り組んでいます。運動部は多彩な競技が揃い、高校だけで15以上の運動部が存在します。

各部とも県大会上位進出を目標に練習を重ねており、その成果として高知県大会で上位入賞や四国大会への出場を果たす部もあります。

文化部・芸術活動・学校行事

文化部の活動も盛んで、生徒の個性や才能を伸ばす多彩なクラブが揃っています。高校の文化系クラブは、計15以上の部・同好会が活動しています。中でも音楽系クラブ(コーラス・吹奏楽・マンドリン)は伝統があり、2017年の創立60周年記念では高知県民文化ホールにて3部合同の記念音楽祭を開催しました。

また、美術部や書道部、理科部などの作品・研究も全国規模のコンクールで入賞実績があり、創立60周年記念学芸展では過去10年の全国大会・コンクール受賞作品を含む生徒作品が展示され、延べ1,000名以上の来場者を集めました。

このように文化部では創作や研究の成果を発表する機会も多く、生徒は各分野で高い評価を受けています。さらに年間行事を通じて全校的な盛り上がりをみせるのも特徴です。

まとめ

学校法人高知学芸高等学校は、創立以来「全人教育」の精神を基盤に、知・徳・体の調和を重んじた教育を続けています。中高一貫の体制によって計画的に組まれたカリキュラムでは、基礎学力を確実に養いながら高等学校での学びへと円滑につなぎ、週6日制や習熟度別授業、高2からの文理分岐などを通じて生徒の多様な進路希望に応えています。

また、部活動や学校行事は体育祭や如月祭(隔年開催)など幅広く実施され、協調性や主体性を育む機会が用意されています。環境の整備や国際交流の取り組みも推進されており、伝統の上に新たな学びを重ねることで教育活動の充実を図っています。

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