株式会社保健科学研究所

目次

1.株式会社保健科学研究所とは

株式会社保健科学研究所では、尿検査や血液検査などの検体の臨床検査を行っています。1955年に設立し、日本の民間臨床検査センターとしては、最も長い歴史があります。

全国に営業支社・集配センターと登録衛生検査所があり、各地の医療機関からの依頼に対応しています。

1-1.株式会社保健科学研究所 会社概要

会社名: 株式会社 保健科学研究所

本社所在地:〒240-0005 神奈川県横浜市保土ヶ谷区神戸町106番地

TEL:045-333-1661 (代表)

設立:1955年3月

業務内容:

1. 各種疾病の原因予防治療方法等の学理及びその応用に関する受託事業

2. 医科学応用製品及び特殊薬剤の製造及び販売

3. 物象の状態の量で計量法で定めるものの計量証明の事業

4. 建築物における衛生環境の確保に関する法律施行規則に定める計量証明事業

5.介護保険法に基づく居宅サービス事業、地域密着サービス事業、地域密着型介護予防サービス事業

6. 情報処理サービス並びにコンピュータのハードウエア及びソフトウエアの開発、販売、保守事業

7. 動物の飼育、及び卵・肉等の卸売、販売

8. スポーツ・レジャー施設の経営、運営事業

9. 幼児保育・学童保育施設の運営事業

10.前各号に附帯する一切の事業

資本金:9,700万円

代表者:代表取締役社長 久川 聡(医学博士)

従業員数:2,400名(2023年1月現在)

1-2.株式会社保健科学研究所 公式サイト

https://www.hkk.co.jp/

2.株式会社保健科学研究所の事業内容

2-1.臨床検査事業

健康診断を受診した際や体調不良の際、尿検査や血液検査をしたことのある方は多いのではないでしょうか。採取された尿や血液などを検査センターで分析し、検査結果を報告することが臨床検査であり、医療を支える重要な役割を果たしています。

このような検体検査は現在、そのほとんどを民間の衛生検査所が担当しています。株式会社保健科学研究所では1955年の設立以来、多くの人々の健康に貢献できるよう、迅速で正確な検査を行っています。

2-2.遺伝子関連検査事業

遺伝子関連検査はがん・遺伝性疾患・感染症などの確定診断や、薬物治療の指標に使用されるものです。専門知識と高い技術力が必要とされるため、検査に関わるスタッフには特別な教育プログラムを作り、さらなる専門的な知識の取得と技術力の維持向上を目指しています。

また、遺伝子リスクマーカー検査の受託も行っています。

これは、生活習慣病やがんを発症しやすい体質であるかどうかを調べられるものであり、予防医学に役立つものです。遺伝子診断の情報をもとに病気の発症が予防できる現代であるからこそ、株式会社保健科学研究所は、臨床検査を通じて予防医学の発展に貢献します。

2-3.研究検査

医療従事者に対して、臨床検査に関する情報を提供しています。

2-4.環境計量事業

科学技術の目覚ましい進歩により、生活が便利になる一方で、さまざまな環境汚染も発生しているという事実もあります。株式会社保健科学研究所では、科学技術の進歩によって発生した環境汚染は、科学技術で解決するべきであると考えています。長年積み重ねてきた分析技術と最新の検査装置を運用した検査を行うことで、環境保全の一翼を担います。具体的には、遊泳用プールの水質基準検査、公衆浴場における浴槽水の検査、病院などの環境細菌検査、大気測定分析、工場排水の水質検査などを行っています。

2-5.介護事業

日本は1970年に高齢化社会を迎え、2007年には人口の約5人に1人が65歳である超高齢化社会となりました。このような社会に対応したサービスを提供するため、2004年、介護事業である「大樹の空」を開始しました。大樹の空は地域密着型の介護施設であり、入居者の方とそのご家族の両者に安心していただける自立支援ケアを行っています。

3.株式会社保健科学研究所の理念

「人材は財産である。すなわち人財である」という理念のもと、以下の取り組みを行っています。

3-1.インターンシップ制度の受け入れ

システムエンジニア、臨床検査技師、営業の部門でインターンシップ生を受け入れ、社会に貢献しています。社員から会社の説明を聞く見学型、企業に行って実際に業務を体験する体験型、企業からの課題に取り組む課題解決型の3つのカリキュラムから自分に合ったものを選択できます。

3-2.臨地実習の受け入れ

臨床検査技師専門教育での受け入れを行っています。病院実習では体験が難しい遺伝子検査、染色体検査など、特定の科目での受け入れも行います。

3-3.社員教育

臨床検査事業を始めとして、全ての事業での品質維持・向上を目指し、社員の教育と訓練を行っています。新入社員、一般社員、中堅社員、管理職と4つの段階に分けて目的を定め、人材を育成します。

4.まとめ

株式会社保健科学研究所は1955年の設立以来、日本の衛生検査所のパイオニアとして、検体の臨床検査を行ってきました。

1976年には業界初となる検査の自動化を実現し、そのシステムに対して通商産業省(現・経済産業省)からの表彰を受けるなど、さまざまな実績があります。

医療を支える重要な役割を担う、保健科学研究所の今後の取り組みにも注目していきたいと思います。

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